聖路加大学院でダウン症の講演を行いました

平成29年8月23日に、お誘いを受けて、聖路加大学院で、講演を担当しました。演者は他に2名居て、小児科部長の島袋林秀医師と大学院遺伝看護学 青木美紀子 潤教授の順にお話しとなりました。当方は、「早期療育はなぜ必要か」というテーマで60分の予定をつい力が入って90分かかってお話をさせてもらいました。会場には90名以上の出席者を迎え、空気は熱を帯びたようでした。愛児クリニックに通院している家族も散見され、普段外来で話している内容の繰り返しになるので、そこは耳をふさいでくださいと事前に言い訳をしたりで、講演が終わった時は、近来にない疲れを覚えました。その後、島袋部長からは、米国小児科医会から公式に発信されたダウン症児の医療管理ガイドライン(医師向けと家族向けがある)についてわかりやすく解説が加えられました。つづいて、28名の成人ダウン症のアンケート調査の分析結果が報告され、概して、ほとんどの人たちが家庭で楽しく生活しているデータが示されました。