追加:第6回成人学習集会の参加者余裕がまだあります

 第6回成人学習集会は、1月25日午後、測量年金会館大会議室で開かれます。2家族が登壇します。どちらも世田谷区在住です。初めにMAさんとご家族から職場の様子を中心にお話を伺います。国立の医療センターでこまごまとした仕事に従事してきました。職場環境はとても充実していることが伝わってきます。なぜ充実しているのだろうか。そこまで考えて、Mさんに話してもらいたいとお願いしました。実は愛児クリニックに通っている成人ダウン症の人達は企業就職をしていることがおおいのですが、いずれも数年経過する中で、仕事の壁にぶつかり、新たな苦労をしています。現場でいろいろな工夫をされていますが、なかなか解決策には至っていません。良い教育をして、良い人間性を身につけたダウン症成人が、職場でこうした苦労をしていることを見聞する度に、良い算段がないかと思い悩んできました。Mさんの職場事情を知ると、そこには管理者の聡明な配慮があるのではないかと推察されます。次の話題提供者は、KK君とご家族からのお話です。勝沼市に小さなブドウ園を購入したことを足掛かりとして、少しづつ園を拡大し、周辺のブドウ園経営者たちと良好な人間関係を結び、お互いに共同作業をしたり、支援をしたりされたりして、ダウン症の青年も頼りになる働き手になろうとしています。ブドウ園経営の努力が実を結び始めたところですが、職場の悩みは無いか、と考えたところです。K君の場合、順調なら30年先、50年先まで安泰に見て取れます。一般企業に勤めることができたダウン症の成人とは違う仕事の領域ですが、職場とは何かを真剣に考えさせるきっかけを与えてくれました。安泰な職場を創り出すための周りの人たちの配慮とはどんなことか、一緒に考える集会になりそうです。この貴重な機会を親御さんには生かしてもらいたいと考えて、まだ申し込みをしていない方への呼びかけをします。この学習会を逃すと一生後悔しますよ。(文責:飯沼院長)