ダウン症の明るい将来を切り開くには

昨年11月に特別講演会を実施しました際に、クリニックに定期的に通っておられるご家族が総数150前後数えられました。まじめなご家族には、幸福な人生が展開するようにと強く祈念して、近い将来に親御さんとクリニックが結集して、新規で有益な仕組みを完成させることとして、講演会ではその詳細を説明しました。要点は、3つの重要点にまとめられます。1、ダウン症の子どもの知能発達の世界は、想像を超えて高いレベルにあることが経験を通じて確診させられた。知能障害があるとする考え方は、ダウン症児が障害の芝居をしているのにすっかり騙されているに過ぎない、と親の意識革命をするように話をしました。この芝居の先にあるのが、最近何かと話題になっている『退行』と言う差別用語です。年末か来年初めの時期に、この『退行』から健常状態に回復した青年たち、親御さんたちに参加してもらって、分科会を開催しますので、まじめな親御さんたちには、出来るだけ参加してもらいます。2、経験と知恵を持っている先輩親が、これから幼いダウン症の子どもを育てている道すがら、有益な助言をすることができるように、分科会を位置付けています。親御さんの主体的な存在を尊重する価値観を持って、運営をしていきます。3.親亡き後の手配については、講演会で語ったように、効果的な仕組みを気づきあげようと努力をしている処です。来年3月には、そのための組織の立ち上げをする発足集会を計画しています。真面目な親御さんたちの参加を望んでいます。(文責:飯沼院長)