The peanut butter falconを観た

2月19日、多忙な時間の流れにふとしたすき間ができたので、映画”ピ―ナッツバターファルコン”を澁谷トラスト映画館で観に行った。主人公のダウン症青年が、施設を脱走して自分の夢を実現しようと、出会う人たちの人生に影響を与えながら、ストーリーが展開します。脚本自体は、漫画みたいな展開になるのですが、その意図は雄大なりで、映画館にも数十人の客が居て、決して社会から無視されている映画ではないという印象があった。米国で上映されたときは、僅か17館だったのが、公開6週目には1490館に拡大したことは、いかに米国人の人生観に共感を呼んだかを思わせます。見れば飽きない流れを楽しめます。ひとつだけ、気になったのがダウン症の主演俳優ザック・ゴッツア―ゲンの喋りで、彼のセリフになると突然ゆっくりとした発音になります。他の主演俳優と同じ速さでしゃべろうとしてセリフを噛まないように、意識してゆっくりと感じました。映画「7日目」のベルギー人俳優パスカル君の滑るような発音と比べて、この点だけが気になりました。きっと監督の方針で、観客にきちんとセリフ内容が伝わることが最大優先度であったのかもしれません。発音は大事です。日本人俳優がハリウッド映画出演に挑戦しても、なかなか難しいと言われる主因が発音の難であることは知られています。(文責:飯沼院長)