早期療育シリーズ4

体感の向上が起これば、ようやく姿勢の喜びを味わえるようになります。
そこでダウン症の赤ちゃんが朝、目をさましたら、大きなタオルに身体をくるみ、タオルの端を高くもちあげて、中の赤ちゃんの身体が回転するようにします。
赤ちゃんは相当驚くはずですが、およそ泣いてどうしようもないという状況には陥ったことがありません。
赤ちゃんの表情を見ると、明らかに真剣な顔つきをしていることでしょう。
この回転運動を往復3回くらい、毎朝やるように求めております。

この体操によって何が身につくのか?
おそらく、赤ちゃんの想像の世界で、自分の身体がまるで鉛筆が芯のまわりを転がるように、軸を中心にして回転するような感じがするのでしょう。

近い将来立つ姿勢を脳で描くときにこの軸のイメージが役立ちます。
また寝返りをする時にも軸を意識して回転しているのではないでしょうか。(文責:飯沼院長)